2009.6.1
ふと薦(こも)神社のことを思い出す。
大分県を走っていた時にたまたま立ち寄った神社だ。
木立の連なる道を走っていると、なにかおごそかな気配がして
次の角を曲がると、そこに神社があった。
広い広い蓮池のある神社で、
池の真ん中で、手こぎボートに乗った人が蓮の手入れをしていた。
きっとああいう感覚は、楽器を演奏する技術や
料理をする技術なんかと同じで、しばらくそういうものを感じていないと
わからなくなってしまう類のものなのだろう。
旅をしている間は、いくらかその感覚が鋭くなっていたと思う。
今はわからない。
2009.6.4
41歳の伊集院曰く、
「30代でやれないことに見切りをつけて
40代でやれることを研ぎすましていく」
のだそうだ。
もうちょっと変わったこともやってみようかなと思う。
2009.6.5
アルバムを見返していると、桜島港から見た
夕方の鹿児島市街地がオレンジ色に霞んでいたのは
桜島の火山灰のせいだったのだなあと今頃気がつく。
ユースホステルで入った茶色い湯船の天然温泉は
県南部を経て桜島を半周した足に
とても心地よく熱かったのを覚えている。
2009.6.7
夜の散歩に出たら、思ったより風が冷たく
冷えてお腹を壊してしまった。
冷や汗をかきながら帰宅。
2009.6.8
今日は昨日より寒かったので
防寒して夜の散歩に出かけた。
しかし帰ってから床で整理中の漫画を読み
結局腹を冷やしてこわす。
2009.6.10
中学生時代に越沼先生という理科の先生がいた。
冗談が好きな男の先生で、
授業中にくだらない駄洒落を発することで有名だったが、
新任当初はそこそこウケを得ていたものの
学期が進むにつれて生徒の反応は悪くなり、
夏休みが明けた頃には誰も笑わなくなっていた。
「もう誰も笑ってくれないというね・・・」と言いながら
それでもウケない駄洒落を言い続ける越沼先生が僕は好きだった。
先生は、よく白いズボンを履いて授業をした。
あまりにも白いズボンの頻度が高いので、クラスでは
「先生はあの白いズボン1着しか持っていないのではないか」
という噂が立った。
あるとき、クラスの中でも比較的やんちゃな男が、授業中に
「先生はその白いズボンしか持っていないのですか」
と質問すると、先生は断固として否定した。
皆は笑っていたが、先生としては心外な質問だったようだ。
1週間後の理科の授業に、越沼先生は
見慣れない紙袋を持って登場した。
皆が礼をして着席すると、開口一番、紙袋の中身を取り出して
先生はこう言った。
「ほらっ、ほかの白いズボンもあるんだぞ!」
皆はあっけにとられていたが
僕は笑いをこらえるのに必死だった。
あれからもう20年近くが経つが
このエピソードは、なぜかことあるごとに思い出す。
今日も風呂上がりにたまたま思い出したので書いてみた。
当時の越沼先生は、今の僕と同い年くらいだったと思う。
まだ先生をしてらっしゃれば、今頃50歳くらいになっているはずだ。
今でもくだらない駄洒落で授業をしているのだろうか。
2009.6.12
いつものようにパソコンをいじっていると
部屋に入る光がオレンジ色なのに気がつく。
カーテンを明けると、空が燃えていた。
こんな空なら、散歩にでも出ればいいのにと
4年後の僕は思う。
2009.6.13
ちょうど3年ほど前、
僕は三重の山の中を、伊勢神宮目指して走っていた。
朝から何も食べていなかったので
道端で湯を沸かしてお粥を作って食べた。
京都を出発して2日目だったが
ひどく消耗していたのを覚えている。
よほど余裕がなかったのだろう、
三重の山を撮った写真はこの1枚だけだ。
しかしその後伊勢神宮に到着し
梢の間を飛び回る燕を見て、来てよかったなあと思うのだった。
今日はサーバー関係のトラブルをいろいろと抱えた。
まだ解決の目処が立たない。
2009.6.17
ぼけっとしてたらもらった処方せんの期限が切れていた。
発行から4日間しか使えないらしい。
気をつけよう。
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いつまで経ってもサーバーが修正される気配がないので
PHPのバージョンを元に戻して使うことにした。
2009.6.18
ノート用のメモリがずいぶん安くなっていたので
新調したわりに速さの感じられないMacbook Proへのイライラを減らすため
2GBx2枚の4GB分を買った。合わせて8千円。
僕が最初に買ったメモリは、64MBで2万円くらいだった。約10年前のことだ。
1GBは1024MBなので、64MBは今なら120円くらいか。大暴落もいいとこだ。
今時そんなメモリはデジカメ用でも売ってない。
しかし結局のところ、時間とともにコンピューターが安くて高性能になっても
果たしてその分、仕事は楽になったのだろうか。
根本的にやっていることが変わったわけではないし
成果物の量が増えたわけでもない。
パソコンを買い替えたのは、フリーで仕事をするにあたって
ウェブ制作用ソフトウェアのセットを使うためだったが
結局のところ、これもPowerBookの耐用年数への不安と
新しいソフトウェアでの作業効率アップへの期待によるもので
メーカーの考える理想的な消費者像というものに
すっぽりと収まっているように思う。
Apple「そのPowerBookはそろそろ潮時じゃないですかね。
新しいMacBookなら仕事もスムーズ、Adobeさんの新しいソフトも使えますよ」
Adobe「こっちの新しいソフトの方が便利ですよ。
でも新しいパソコンじゃないと動かないので、Appleさんのパソコンも買って下さいね」
僕「ハーイ!」
というわけだ。
工業製品はいつか壊れるように作られているので、
消費者は「今のままで十分」と立ち止まることを許されない。
我々に選択肢は無いのだろうか。
そして生産と消費の行き着く先はどこだろう。
ただのメモリ買った話がずいぶん膨らんでしまった。
2009.6.19
なんとなく憂鬱な気分だったが
mixiでみんなの日記を読んでたら
自分も日記を書きたい気分になってきた。
東京新聞朝刊で連載中の「親鸞」がなかなかハードな展開。
妻とその妹を人質にとられた親鸞は、解放の条件として
お寺の秘伝書を要求される。
面白いけど、どこまで脚色されてるんだろうか。
多くの人に読まれるためにそうせざるを得ないのだろうけれども。
臓器移植法改正案が衆議院を通過した。
同案が参議院を通過すると、法によって「脳死は人の死」と定義されることになる。
僕もずいぶん長いこと「脳死は人の死」だろうと考えていたが
脳死が認められてなお、はっきりと感情を見て取れる人がいることや
心臓を移植した患者が、ドナーの性格を受け継いだという話を聞くにつけ
「脳死は人の死」じゃないのかもしれない、と思うようになった。
いつも持ち歩いている臓器提供意思表示カードのことも
考え直すときかもしれない。
しかしどちらにしろ、個人の死生観に関わることを一方的に決められるのは
とても嫌な感じだ。
2009.6.20
4年前までキャノンのD60というデジタル一眼レフを使っていた。
自転車旅行に行くにあたり、小型のデジタルカメラにしてしまったが
今見てみても、新しい小型のデジタルカメラよりも
画質は明らかにいいなと思う。
具体的にどういいのか言いにくいけれども
大きいレンズと素子が、余裕のある写真を作っている感じがする。
伊達に本体が大きいわけではなかった。
2009.6.21
4年前に何気なく散歩中に撮った花は勿忘草だった。
よく聞く名前だけどこんな花とは知らなかった。
ワスレナグサ(勿忘草、忘れな草)は、広義には、ムラサキ科ワスレナグサ属の種の総称。
エゾムラサキはワスレナグサ属の日本在来種。
名前は死の際にこの花を恋人に遺したドイツの騎士の伝説に由来。
2009.6.22
Little Wheel
陰影だけで描かれたFlashのクリックアドベンチャーゲーム。
事故により全てが停止してしまったロボットの国で
一人のロボットが雷に打たれて生き返り…
ほとんどゲーム要素は無く簡単だが、ユーモラスなロボット達の動きや
隅々まで気を配られたグラフィックが素晴らしい。
BGMがジャズというのもとてもマッチしている。
スロバキアの人が作ったらしい。東欧のキャラクターには
なんとも言えない独特の味があると思う。
グラフィックは全て3DCGだが、ベクターオブジェクトとして出力したらしく
画面を拡大しても輪郭が荒れない。
パソコンのスペックに余裕のある人は、全画面でどうぞ。
2009.6.23
涼を求めてか、珍しくマメが部屋に来たので
暑かったことだし今年初めてクーラーをつけた。
夕方にマメと散歩に出た。
近所に町内会の盆踊り大会の張り紙がしてあった。
いつのまにか夏になっている。
東の空がきれいだった。
2009.6.24
午前中は土砂降り、
午後は晴天。
梅雨はいやなものだ。
昼は広島つけ麺を作って食べた。
辛くてすっぱかった。
2009.6.25
朝、散歩していたら、公園の水飲み場に
黒くて大きな蝶が飛んでいた。
撮ろうとして近寄るが、構図を決めかねている間に
蝶はとっとと飛んでいった。
後ろの羽の赤い点がきれいだった。
確か中島らもの言葉だったと思うが
誰にでも、一日に一度は「今日の天使」というものが現れるらしい。
それは焼き芋屋の声だったり、動物だったり、植物だったり
とにかくいろんな姿になって現れるそうだ。
ぼーっとしていたら、気がつかないこともあるだろう。
今日は比較的早く現れたなと思った。
2009.6.26
睡眠時無呼吸症候群の治療は続いている。
寝ている時に口で呼吸をすると、舌が落ちて無呼吸状態になってしまうので
鼻で呼吸する癖をつけるためにCPAPという鼻呼吸補助のための装置を使う。
月に一度、診察で5千円(主に機器レンタル代)が飛んでいくのは
まだ仕事の少ないフリーの身には非常に厳しい。
鼻が詰まりやすいので、毎晩点鼻薬を使ってから寝る。
しかし一生点鼻薬のお世話になるのもつらい。
根本的に鼻を通さないとだめだと考え
睡眠クリニックの紹介で耳鼻科へ行った。
久しぶりにあの細長い銀色の器具が何かを噴射する感覚を
鼻の奥の方で味わうことになった。
僕は鼻の粘膜が極端に弱い。
先生が丁寧に説明してくれている間に、当然のように出てくるはなぢ。
これには先生もちょっと驚いていた。
こんなに簡単にはなぢを出す人はあんまりいないらしい。
さらに困ったことには、これほど鼻が弱いとスプレーによる治療ができないそうだ。
場合によっては、はなぢの出やすい箇所を電気で灼く必要があるかもしれないと
怖いことをサラッとおっしゃった。
鼻には右と左に分ける鼻中隔という壁が中心にあって
僕はこれがかなり歪んでいる。
治すには手術するしかないのだが
ひとまず薬を使った治療をしてみることになった。
耳鼻科を出ると、同じビルで久保正彦という人の写真展をやっていて、
僕と同い年くらいの人が東欧を旅した時に撮った白黒写真で、なかなかよかった。
ヨーロッパでは、ある種の美意識が
全ての人の無意識に刷り込まれているんじゃないだろうかと思った。
なんでもない風景にも、そういうものを感じる。
ついでに三井ビルのエプサイトを見に行ったら
森山大道のへんなコラージュが展示されてたが、あんまり面白くなかった。
その後、睡眠クリニックと、ミノルタのギャラリーに行った。
自分が出した写真が出ている、富士フィルムの10000人の写真展が六本木で、
ハービー山口さんの写真展が銀座でやっていたのだが
疲れてきたし、お金もないので帰った。
2009.6.27
男の子が壁とキャッチボールをしているのが見えた。
かなり離れた距離から、なかなかりりしい顔立ちだな、と思って見ていたら
向こうもじっとこちらを見ている。
すれ違うまで見ている。
はて、なんか変な格好してたっけ…と考えたところで
やっと右の鼻に脱脂綿の鼻栓が入っていたことに気がついた。
そりゃ注目するはずだ。
2009.6.29
猫のはなちゃんのトイレは人間のトイレの中にある。
そのため、ドアを開けっ放しにしておく必要があったので
しばらくの間、柔軟剤のボトルがドアストッパー代わりに設置されていた。
これではあんまりだと思い、何か良いドアストッパーはないかと考えた時
思い浮かんできたのは、猫の手型をした黄色くてかわいいドアストッパーだった。
どこかで見たことがあるのだが、どこで見たのか思い出せない。
一体どこで見たんだろう…と長いこと思っていたが、先日やっと判明した。
月ごとに通っている睡眠クリニックで、診察室から出る時に
机の脇にそれは置かれていたのだった。
しかし診療内容とは一切関係ないそれについて
診察終了時に聞くのは難しかった。
結局聞けずじまいで帰宅すると、柔軟剤のボトルは
既にモダンなデザインのドアストッパーに取って代わられていた。
2009.6.30
お気に入りサイト紹介的なコンテンツがあったらいいかなと思い、
登録したサイトの更新情報を呼び出せるサービスを探す。
有名どころのdeliciousを登録してみたが、どうやらこれは
登録したサイトの更新日時はわからないようだ。
せっかくFirefoxのアドオンまで入れたのに。
やっぱりはてなブックマークかな。
嫌なんだけどな、はてな。何となく。
登録したブックマークの更新情報を
JSON形式で出力するサービスってないかなあ。ないよなあ。