2010.11.1
また夜更かししてしまった。いつまで経っても自律できないな。眠い目をこすりながら、小雨が降る朝をマメと散歩。ブタクサのせいで外に出た途端にくしゃみ。銀杏はもう落ちていない。
用意を整えて家を出ると、晴れ間が差してきた。冬用の上着はちょっと厚着すぎたか。この上着もだいぶ傷んできたな。気に入っていたもう一枚の上着はなくしてしまったし、綿のパンツに合う上着が欲しいけれど、今はお金もないからこの冬は我慢するか。ああ、寝過ごしたせいで急行に遅れそうだ。
少し走って、駅に着くと同時に乗車。間に合ったけど気分が悪い。新宿駅でしばらく休む。向かいのホームにはロマンスカーと、箱根方面へ旅行に出かける人々で賑わっている。きっとあの箱根マップを見ながらいろんな人が旅行の計画を立てるのだろう。少し気分が良くなった。いつもと違うルートで乗り換えよう。箱寿司のショーウィンドウは今日もおいしそうだな。
会社に着くとすっかり日が差していた。おはようございます。お、Fireworks CS5が届いている。これでやっとグラフィックデザイン業務を上司の人のパソコンを借りずにできるな。GIMPのアイコンも消しておこう。メールを見たら新しいタスクがじゃんじゃん追加されている。一旦紙に全部書き直そう。優先度を確認。ではこれとこれからやりますね。うーん、こういうタスク管理も社内用のサイトでできるようになると便利そうだなぁ。
あ、もうお昼か。行きますか?行きましょう。何食べましょうか。今朝ふらふらしてたんで、お腹に優しいのがいいです。ああ、前話してた雑炊屋さんってところ、行ってみましょうか。
お、なかなか古げな店構えですね。じゃあ僕は海藻ぞうすいってので。おお、わかめがたっぷりだ。おいしい。でもコップのお水がカルキくさい。へー、昔釣りをよくしてたんですか。トビウオが釣れたけど身がパサパサでまずかったですか。ほうほう。ああ、そういう会社周辺だけのグルメ情報とか、社内用のサイトのコンテンツであると面白そうですね。
やれやれ、やってもやっても追加のタスクが入ってきて、ファイルの整理がぜんぜんできないな。あー、もう夕方のチャイムが聞こえるよ。しかし社内の電話の着信音が聞こえる度に、なぜか桃鉄のBGMが頭の中で勝手に再生されるのは参っちゃうな。なぜなんだ。
あー気持ち悪くなってきた。早退しようかな…、でも作業がすごい中途半端だから、このタスクだけはなんとかしよう。よしできた。ちょうど7時か。上司の人も席にいないし、今日はとっとと帰ろう。おつかれさまでした。
うわっ電車混んでるなぁ。うーん気分悪いけど、新しいカメラのストラップを作る材料をオカダヤで買って帰りたい…、うーんどうしよう…、よし降りよう。すみません降ります。
あ、ついでに紀伊國屋書店で先月のドイツ語講座のテキストとCDを買っていこう。ここのエレベーターガールのお姉さんは今日も完璧だな。どうもありがとう。あ、もう来年のカレンダーのコーナーができてる。お、テキスト発見。この講師の先生の「ことばは、自分から表現していくときに身につきます」って言葉いいなあ。行きの電車で英語、帰りの電車でドイツ語をやることにしよう。帰りの電車は眠くなっちゃうんだけどな。
相変わらずオカダヤの階段は急だなハアハア。ここは女子とコスプレイヤーの聖地のようだゼエゼエ。それっぽい人がたくさんいる。このベルトをたすき掛けの長さくらい欲しいんですけど。170センチですか。ちょっと長いかな?まぁいいや。それください。あとはこないだ買ったプラスチックのアジャスターとカラビナと組み合わせて完成だけど、このベルトの端っこの方の処理はどうしようかな。何回か折って縫い付ければいいんだろうか。
急行は混んでて気分が悪くなりそうなので、各停に乗ってゆったり帰ろう。さっき買ったドイツ語のテキストでも読み…グゥー。
げ、なんで改札を通れないの?あっ、この回数券、小田原方面なのか。うわー全部払い戻ししなきゃ。あーあ、めんどくさ。
ラジオでも聞きながら歩いて帰るか。やっぱり夜になると寒いなぁ。オバマさんは今なかなか大変らしい。アメリカもねじれ国会なのか。政治も経済も、日本はアメリカの後追いなんだなぁ。へー、今夜新曲の発表ですか。うーん、まぁまぁかな。
オクラとほうれん草のおひたしがうまい。というよりゆずポンがうまいのだろうか。梅原猛さんの東洋と西洋の哲学の統合の話、気になるなぁ。そういや吉本隆明さんの話は本買ったりビデオ見たりしたけど、結局何にもわからなかったなぁ。ごちそうさま。
さて、今日は早く寝なきゃ。でもちょっとネット見よう。なんかFacebook盛り上がってるな。でもなんだろう、この置いてけぼり感は。あ、ドイツの人、旅行の計画中かぁ。いいなあ。そういえば自転車でユーラシア大陸を横断した後、スケボーで世界一周したニュージーランドの人、ギネスブックに載るって言ってたな。日本語版が出たら買おう。
ふむ、日記でも書くか。何を書こうかな。
2010.11.5
尖閣諸島で中国の漁船と日本の巡視船が衝突したことが話題になっている。問題となっているのは、当該海域はどの国のものか、ということのようだが、池上彰さんの番組では「この近辺の海域は日本のものであるとかつて中国は認めていたが、海洋資源が発見されるに至って姿勢を変えた」というように解説していて、ほーそうだったのか、と思わされた。が、先日読んだ東京新聞の特集では、「従来も似たようなことはあったが、日本は穏便に対応してきた。この海域の船の取り締まり方法を最近になって変えたのは日本の方で、背景には危機感を煽って防衛費を増やしたい外務省や国防省の思惑がある」と元外務相の人が語っていて、とても驚いた。
僕としては池上さんの番組や著作はとても好きなのだが、だからといってなんでも鵜呑みにしてしまうのはとても危ない。国際情勢をよく知る人でも、その原因をどこに見るのかは人によって大きく違うのだなと思う。また、この事件や連日の中国における反日運動のニュースを見て、中国は相変わらず独善的だなというイメージを少なからず新にしたが、それらはまるごと、どこか日本の奥の方にいる頭のいい人達の演出で、見事に踊らされていたということもショックだった。知らないということは、なんて不自由なのだろう。
写真は全然関係ない銀座の夜のショーウィンドウ。
2010.11.6
久しぶりに自転車に乗って出かけた。沖縄・竹富島の内盛荘で出会った人達の集まり、内盛会の会員の畑が豊作だったらしく、収穫物を振る舞うというので急遽参加することに。今日は一日晴れのようだし、せっかくなのでしばらく乗っていなかった自転車で川崎のお宅へ。初めての道に迷いつつも、日が暮れた頃になんとか到着。
ここの奥さんの料理は美味しくなかったためしがない。今日は担々麺風スープのお鍋に肉と野菜がたっぷりと、スパイスのよく効いた手羽先、白身魚にイクラが載っててうまいソースをかけているやつ(名称不明)、チキンとサラダの盛り合わせなど、はずれなしの豪華メニュー。パパは「いつもはこうじゃないんだけど」とつぶやいて奥さんに睨まれていた。
小学校入学前後の兄妹は以前会った時よりさらに成長していて、大きくなったというよりは雰囲気が変わった気がした。男の子はより男の子らしく、女の子はより女の子らしくなった感じだった。喧嘩する兄妹を見ていると、昔の自分の姿がオーバーラップした。
女の子は最初モジモジしていて、やたらと冷たくされるので嫌われているのかと思ったが、最期にはよく笑ってくれたのが嬉しかった。子供達の気持ちはよくわからない。
最期に家の前でパパと男の子を自転車に乗せてあげて、記念撮影をして手を振って別れた。果たして次に会うときにも覚えてくれているだろうか。変な自転車に乗ったことが、面白い思い出として残ってくれるといいなと思う。
2010.11.9
ひねくれた心では、面白いことはできない。子供の頃と同じ、わくわくする心を持ち続けていたい。そう水泳の北島康介選手が言っていた。
新幹線に乗ること。飛行機に乗ること。見知らぬ土地へ、友達と自転車で冒険してみたとき。体育の授業がプールになったとき。図画工作の時間。新しい道具で、何か作ってみようとするとき。新しいゲームをするとき。自分が子供の頃は、そんなとき特別にわくわくした。知らない世界に、これから足を踏み入れるんだという高揚感があった。
今、あのときと同じことをしても、子供の頃と同じくらいわくわくするのは難しい。全くなくなったわけじゃないけれど、アンテナの感度はずいぶん下がってしまったんじゃないだろうかと思う。感度が下がったのではなくて、質が変わったのだと思いたい。
素直な心で物事を見続けられたなら、きっといつまでも、あらゆるものへの興味を失わずに生きていける。わくわくする自分の心をコンパスに、自分の道を見つけることができるだろう。自分が本当にわくわくすることって、何だろうか。
2010.11.16
毎日8時間も職場でWindows7を使っていると、そのしょぼいインターフェイスに次第に慣らされていっているような気がして怖い。ユーザーインターフェイス(UI)制作業が駄目なUIに慣れてしまったら廃業だ。それだけは忘れないようにしないと。
Fireworks CS5が届き、ようやく職場でもグラフィック制作業務ができるようになった。が、自宅のCS4と比べてバージョンアップの利点はわずかで、駄目なところばかりが目に付いてしまう。作業履歴がたまってメモリを圧迫し、履歴を手動で消さないと作業が続けられなくなるアプリなんて聞いたことがない。アドビ製品は年を追うごとに悪くなっているようだ。
久しぶりに日記を書いたら愚痴ばかりになってしまったが、職場は明るくていつも快適に仕事をしている。今日はいつも通りのデバッグ作業に加えて、別の部署の依頼でウェブデザインをやった。気に入ってもらえるといいが。
今朝の電車の乗り換えで、ふと視線を落とすとベビーカーの中から小さな男の子がじっとこちらを見ていた。車窓に目を移し、もう一度ベビーカーを見ると、まだこっちを見ていた。じっと見つめ返すと、僕においでおいでをするように左手を振った。大きくなったこの子の記憶の中に、ほんの少しでも車窓と僕の顔は残っているのだろうか、と思った。
2010.11.20
長年使ってきたエプソンのプリンターがいよいよ動かなくなったので、新しいプリンターを探すことにした。選択基準としては:
・Mac OSX 10.6に対応
・用途は年賀状と請求書の印刷、たまーに写真のプリントとスキャン
・予算はせいぜい3万くらい
・デザインはシンプルで、あんまり場所をとらない形がいい
・エプソンはもういい
・キャノンもなんか嫌
・できればランニングコスト安めで
というわけで、価格.com他様々なサイトを見たり、お店で実際に触ってみたりした結果、ブラザーのDCP-J515Nという機種になった。評判はそこそこ、店頭で見た感じ印刷品質も必要十分だし、デザインもまぁダサくはない。無線LANでも繋げられて(USBで繋げるので必要ないけど)、値段はネットショップで1万弱。あとはドライバーの出来がどうかといったところ。あぁ、なんだろう。この買い物のワクワク感の無さは。ただひたすら必要に迫られて買ってるので、誰かに買わされてるような感じがするからだろうか。
しかし探している間、Mac用のプリンタの情報がほとんど得られなかった。みんな家でプリントしないのだろうか。確かに今は安くて高品質な年賀状印刷サービスが多いけど、友人知人の住所をまとめて知らない人に渡すのはちょっとなぁ…
2010.11.23
日曜日にテレビを見ていて、行ってみたくなった場所のメモ。
1,ホワイトヘブンビーチ
オーストラリア北東にあるひたすら真っ白な海岸。
2,アカタマ高原
チリの高原。非常に標高が高いため、天体観測に適した場所らしく、名古屋大学の電波望遠鏡が設置されている。肉眼で天の川がはっきりとわかるらしい。ぜひ自分の目で見てみたい。
今日は重い腰を上げて「やよいの青色申告」の記帳にとりかかった。本を読みながらやってみたが、わからないことだらけであんまり進まなかった。
Mac OSXのアップデートがあり、新しいデジカメ Lumix LX-5のRaw画像読み込みがサポートされた。これで全ての画像をiPhotoで管理できるようになった。
2010.11.25
昨日、先輩プログラマーの人とお昼を食べる場所を探して彷徨っていると、会社の近くに宮崎料理のお店があるのを発見。店頭には「赤霧島入りました」の貼り紙が。そういえば黒霧島は飲んだことあるけど、赤は飲んだことないなぁと話していたら、うちの近くの酒屋に置いてあるよ、と言う。コガネセンガンというサツマイモから造る黒霧島に比べて、ムラサキマサリという紅芋から作る赤霧島の方が飲みやすいらしい。
焼酎はあまり得意じゃないけど、いつか飲んでみたいなぁと言っていたら、今日、突然その人が持ってきてくれた。赤いラベルの赤霧島。年末に京都に持って行って、芋焼酎好きなおじさんと一緒に飲むことにしよう。楽しみが一つできた。
今日のお昼は何か温まるものを食べようと思っていたのに、いつのまにか広島つけ麺のお店の中にいた。このお店もかれこれ3年ぶりか。まぁ辛くて暑くなったけど、何か違う。口の周りヒリヒリ。
宮崎料理のお店はこの時期ちゃんこ鍋をやっているそうで、後日会社の人達と一緒に来ることにした。会社の席で鍋のことを切り出すと誰もがかなり食いついてきた。みんな鍋が恋しい季節のようだ。
2010.11.26
訪日中のドイツ人の友人に誘われて、はるばる日光まで日帰りで行ってきた。
日光はかねてから一度行ってみたい場所ではあったが、調べてみると都内からは特急を使っても片道2時間弱かかることが判明。しかし彼は度の疲れもあるのだろう、10時過ぎに出発したいと言う。神社仏閣はともかく、駅から離れた華厳の滝や中禅寺湖は断念せざるを得ない。日帰りなら7時くらいの電車で向かうのが普通なのだろうが、まぁ2人とも特急で爆睡するほど疲れていたから仕方ない。
最近では新宿からも日光への直通列車が設定されているようだが、浅草からの外国人向け特別チケット(World Heritage Pass:世界遺産パス)というものを利用することにした。これは特急の指定席券を別で買わなければ特急に乗れないのだが、神社仏閣の拝観料やバス代が含まれているので面倒がない。彼だけこの特別チケットを買って、僕は普通のチケットを買うつもりだったが、東部浅草駅の外国人向けの案内所で相談したらガイドという形で2人とも同じチケットを買うことができた。案内所の裏口が駅に繋がっていて、改札を通らずに列車の席まで直通で案内所のお姉さんに連れて行ってもらえてちょっと感動した。
駅前のレストランで「ローストビーフ&湯葉丼」(変な組み合わせだけどなかなかおいしかった)を食べ、バスに乗って東照宮へ。天気はいまひとつだけど空気がおいしい。広い境内で迷いつつもあらかたの社寺を鑑賞できた。彼は「見ざる言わざる聞かざる」で有名な三猿を特に気に入っていたようだ。これが様々な人生訓を表した一連の彫刻の一部だということは僕も知らなかった。幼いときは悪いものを見聞きせざるべし、という意味らしい。その反対側の屋根には金色の象牙を持った象が彫られていた。お寺に刻まれている彫刻はとても種類に富んでいて、さながら動物園のようだと思った。それが家康らしいのだろうが、ちょっと派手すぎる気はした。どこもかしこも金ピカ。
どの社寺も最終入門時間が3時半と超早いので、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)だけ観ることが出来なかったのが心残りだ。
社寺は閉まっても帰りの電車までまだまだ時間があったので、バスで来た道を2人でのんびり歩きながら駅まで帰った。振り返ると、夕暮れの薄明かりを背に山々のシルエットが美しかった。また改めて来なければ。
日光駅で買った鱒寿司を食べながら特急に乗り、新宿まで戻ってライオンビアホールで日独の料理とビールを2人で楽しんだ。何気ない顔で1リッターのグラスを頼むのでさすがドイツ人だと思った。彼は来週ドイツへ帰るらしい。様々な国を旅したが、日本ほどずっと居たいと思った国はないそうだ。たくさんの良い思い出を日本に残すことができたようで、僕も嬉しかった。