日光観光

2010.11.26

明日の家 2009.10

訪日中のドイツ人の友人に誘われて、はるばる日光まで日帰りで行ってきた。

日光はかねてから一度行ってみたい場所ではあったが、調べてみると都内からは特急を使っても片道2時間弱かかることが判明。しかし彼は度の疲れもあるのだろう、10時過ぎに出発したいと言う。神社仏閣はともかく、駅から離れた華厳の滝や中禅寺湖は断念せざるを得ない。日帰りなら7時くらいの電車で向かうのが普通なのだろうが、まぁ2人とも特急で爆睡するほど疲れていたから仕方ない。

最近では新宿からも日光への直通列車が設定されているようだが、浅草からの外国人向け特別チケット(World Heritage Pass:世界遺産パス)というものを利用することにした。これは特急の指定席券を別で買わなければ特急に乗れないのだが、神社仏閣の拝観料やバス代が含まれているので面倒がない。彼だけこの特別チケットを買って、僕は普通のチケットを買うつもりだったが、東部浅草駅の外国人向けの案内所で相談したらガイドという形で2人とも同じチケットを買うことができた。案内所の裏口が駅に繋がっていて、改札を通らずに列車の席まで直通で案内所のお姉さんに連れて行ってもらえてちょっと感動した。

駅前のレストランで「ローストビーフ&湯葉丼」(変な組み合わせだけどなかなかおいしかった)を食べ、バスに乗って東照宮へ。天気はいまひとつだけど空気がおいしい。広い境内で迷いつつもあらかたの社寺を鑑賞できた。彼は「見ざる言わざる聞かざる」で有名な三猿を特に気に入っていたようだ。これが様々な人生訓を表した一連の彫刻の一部だということは僕も知らなかった。幼いときは悪いものを見聞きせざるべし、という意味らしい。その反対側の屋根には金色の象牙を持った象が彫られていた。お寺に刻まれている彫刻はとても種類に富んでいて、さながら動物園のようだと思った。それが家康らしいのだろうが、ちょっと派手すぎる気はした。どこもかしこも金ピカ。

どの社寺も最終入門時間が3時半と超早いので、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)だけ観ることが出来なかったのが心残りだ。

社寺は閉まっても帰りの電車までまだまだ時間があったので、バスで来た道を2人でのんびり歩きながら駅まで帰った。振り返ると、夕暮れの薄明かりを背に山々のシルエットが美しかった。また改めて来なければ。

日光駅で買った鱒寿司を食べながら特急に乗り、新宿まで戻ってライオンビアホールで日独の料理とビールを2人で楽しんだ。何気ない顔で1リッターのグラスを頼むのでさすがドイツ人だと思った。彼は来週ドイツへ帰るらしい。様々な国を旅したが、日本ほどずっと居たいと思った国はないそうだ。たくさんの良い思い出を日本に残すことができたようで、僕も嬉しかった。
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