アレックス・マヨーリ氏のワークショップに参加した

2012.3.24

教文館の喫茶店で

縁あってマグナム・フォト代表のアレックス・マヨーリ(Alex Majoli)氏のワークショップに参加することができた。歴史に名を刻む写真家集団の一人に接することのできるまたとない機会だったので、この日をとても楽しみにしていた。長身でハンサム、世界的な名誉ある立場にいるにもかかわらず気さくな人で、どんな質問にも真摯に答えていた姿が印象的だった。

ワークショップは氏の近作や今までの作品のダイジェスト版を映像として観て、それに対する質疑応答という形をとっていた。氏の作品は全体的に薄暗いものが多く、そこに写っているのも苦境に置かれている人々ばかりだ。「笑顔の写真がないのはなぜですか?」という質問に、「人の暗い側面に惹かれるからだ」と答えていたが、しかし氏の写真に写る人々はただ暗いだけではなく、絶望的な立場でありながらも、どこかで人の尊厳や命の灯を感じられるものだと思う。

現在も進行中だというブラジルで撮影された一連の作品の中で、特に印象的だった一枚の写真があったので、それについて詳しい話を聞いた。氏の写真はほとんど全てがモノクロフィルムで撮影されていて、これもモノクロなのだが、雨が降っているのだろうか、男の子が頭までサッカーのユニフォームを被って、左手に白い花を持ったまま駆けていく、という場面だ。おそらく一瞬の出来事だったのだろう、背景は大きくブレているが、少年と花はぴたりと静止している。氏曰く、彼は彼の兄の墓に花を手向けに行くところだったという。彼の兄を含む4人の少年がブラジルの警官に射殺され、彼は生き残った者の一人だったそうだ。想像もしなかった答えに、言葉がみつからなかった。

自らのスライドショーを参加者と共に見ている穏やかな氏の佇まいを見ていても、ある時は車にはねられ、ある時は銃で撃たれながらも世界各国の過酷な現場で撮影を続けてきたというこの写真家の背景を想像するのは難しい。マグナム・フォトのドキュメンタリー映画で、別のマグナムの写真家が「過酷な現場に接するほど人は強くなっていくものだと思っていたけれども、それは違う。繊細になっていくんだ」と言っていたことを思い出す。氏の佇まいは、逆説的にその経験の熾烈さを物語っているような気がした。

あけましておめでとうございます

2012.1.1

初詣と馬 2012.1.1

とはいっても、去年の出来事が大きすぎて、あんまりめでたい気分になれない、というのが正直な気持ち。しかし破壊のあとには必ず創造が生まれるといいます。今年はなにか大きな創造が始まる年なのかもしれません。

去年末に購入した片づけの本に感化され、徹底的な部屋の片づけに着手したのが大晦日。大量の服と本の処分が決まったものの、書類や機械類や写真など、肝心なモノの片づけはこれから。ひとまず近所の神社へ初詣に行き、例年通り千葉のいとこの乗馬クラブへ年始の挨拶へ。明日明後日中には終わらせて、気分よく仕事始めに行きたいところです。

僕にとって今年は、やりたいことをやれるようにするために、ずっと考えていたことを具体的な行動に移していく年になります。その第一歩となるのが半年後の欧州旅行です。6月を基点に様々なことが変わっていく気がしています。ぬかりなく準備を進めていかなければなりません。

皆さんの一年がよい一年でありますよう。

入院して退院した

2011.10.10

病室からの眺め 2011.10.4

すっかり日記を書くのを忘れていたけど、鼻中隔湾曲症の矯正手術のために先月末に入院し、その1週間後に予定通り退院しました。心配していた術後の処置の痛みはそれほどでもなかった。手術跡はまだまだ万全ではないけど、現在順調に治癒しつつあります。初めての入院生活は目新しいことでいっぱいで、優しい看護婦さん達のおかげもあって毎日それほど退屈せずに済みました。入院中は毎日日記をつけていたので、近いうちにまとめてアップします。

町田の例大祭

2011.9.25

町田駅前のお祭り 2011.9.24

昨日町田駅前で見たお祭り。JR町田駅から歩いて5分くらい離れたところに町田天満宮というけっこう立派な神社があって、これはそこのお祭りだったようだ。子供向けの出し物で、中央のひょっとことおかめが祭ばやしに合わせて子供と一緒に釣り竿を引っ張ると、子供向けの何かがいろいろ入った袋が釣れるという仕組みだった。左に並んでいるのは順番待ちの子供たちだ。

今日は買い物に出かけたいのをぐっとこらえて、ふとんの洗濯と部屋の掃除をした。こないだ買った低反発マットは中のウレタンを出してカバーを洗濯できるのはいいが、元に戻すのがとても大変だった。全てきれいにして新しいシーツをかぶせると、一番乗りといわんばかりにマメがその上に乗っていた。

CTスキャン

2011.9.24

マイ・ズガイコツ 2011.9.24

CTスキャンをしてもらうのと入院の詳細を聞くのとで病院へ。CTの待合室はなんだか狭くて陰気な雰囲気。看護婦さん達は明るく親切だったが、男の先生は真面目でぶっきらぼうだ。頭と胸をぎゅうぎゅうに締め付けられて機械の中に挿入される。スキャン中の様子をじっくり見たかったが、目を開けないように言われてできなかった。赤い光が瞼の上を横切る。動かないでと言われると動きそうになってしまうので、いつか観た洋画で銃がCTスキャナに貼り付くシーンを思い出して気を紛らわした(後で気づいたが、磁力を使うのはCTではなくMRIだった)。終わってからかっこいいCTスキャナをじっくり観察したかったが、順番待ちの後がつかえていてそんな時間はなかった。

耳鼻科の先生のところに移動し、手術のことや入院のことについて詳しく聞く。写真はそのとき撮らせてもらったもので、自分の顔を正面から見ている状態だ。鼻中隔が「く」の字に曲がっていることや、左の鼻の穴の中の粘膜が膨張していかにも通気を妨げているのがよくわかる。鼻の粘膜というのは一定時間ごとに膨張度が左右で入れ替わるらしい。たまにスコっという音がして鼻が通ることがあるのだが、あれはそういうことだったのかと納得。

気に入っている自分の鼻の高さが変わったりはしないと聞いて安心した。しかし長年鼻を支えてくれた軟骨ともあと一週間でお別れと考えると少し寂しい。

病室はこの時期けっこう混んでいるらしく、入院にあたって部屋のグレードの希望を第3希望まで聞かれた。入院費は全部で10万ちょっとだそうだ。寝巻は完全(というか衛生のため強制的に)レンタル制になっていて、せっかく先週買って用意したのに意味なし。洗濯ができないようなので下着は日数分だけ持っていかなければいけない。

術後は当分シャンプーができないので、せめて汗をかきにくくしておこうと思い、帰りに美容室に寄ってなるべく短く切ってもらった。町田駅のすぐそばでお祭りをしていたので写真を何枚か撮ったが、ズガイコツとお祭りの食い合せがあまりにも悪いので明日載せることにする。

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